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執筆者の写真lims_takahashi

GRA & RNRH

Lim's DORIS・Oval Big

HeadHunters Original Color RNRH & GRA

ドリス・オーバルビッグでも

ヘッドハンターズさんからご依頼頂いたオリカラ2色。

いつも誠にありがとうございます!

オリジナルルアーとして制作させて頂いたミトロス同様に

レインボーグリッターベースのRNRH。

バルサ50で塗られていたカラーであるノリスレッドヘッドを

虹色ギラギラベースにクリアレッドでキャンディーカラーにした

ヘッドカラーとエラが特徴の懐かしくもあり新しくもある

まさに今っぽいカラーでカッコイイと自負しております。


そしてもう1色もミトロス同様ヘッズオリカラで定番化されているGRA。

恐らく1970年代からヘドンにあるカラーで日本ではホットタイガーと呼ばれる

バスルアー全般の定番色であり絶大な人気を誇る色。

この色ヘドン的名称としてはFluorescent Green Crawdadというのですが

そのFluorescent Greenを訳すと蛍光グリーンでそのまんまなのですが

Crawdadはザリガニなんです。そう蛍光グリーンのザリガニという意味。

アメリカ人の発想が全然分かりませんがそうらしいのです。

ザリガニが脱皮する時の色はほんのり青くて蛍光とは全然違うし・・・。

でも人気がある色ってことはやはり釣れるからなのかなと。


ペンシルベイトが持つ操作性とスウィッシャーの持つプロップアピールの

両方を併せ持つのがこのリアシングルスウィッシャーと良く言われますが

ホントその通りで釣りたいのはもちろんだけどアクションで誘い出して狙って釣りたい!

って思ってる自分からしたらまさにうってつけの釣れる欲張りルアー。

ピンポイント着水後の最初のトゥイッチはいつも期待しまくりだし

操作しているそのルアーが飛沫を上げながら艶めかしく動いてると

それだけでテンションが上がりまくるのは自分だけなのでしょうか?


このドリスオーバルビッグは従来ドリスの軽めのターンと甘い音、動きの余韻で

生物感を演出しながら誘うタイプと違い力強いターンと水飛沫そして音の多さなど

アピールが派手で強いため存在をアピールして誘い出して食わすタイプと

前ブログで書きました。


ここからは自分が思うリアシングルスウィッシャー感を深掘りしてみようかなと。


当然のようにボディ最後方にプロップが付いて回転する訳ですが

それこそが最大で唯一の特徴を生んでいると思っています。

と言うのは、その回転抵抗により必然的にボディがその回転する方向に

引っ張られて若干傾くことを感じたことありませんか?

ルアーによっては回収中にクルクル回って戻ってくるアレです。

(念のためドリスオーバルビッグは回収中も回ってきませんので!)

前後で回転方向を逆にしているダブルスウィッシャーは

回転の抵抗が相殺されて傾き難いのだと思います。

ここまでの話だと良さが無いように思えますがここからです!!


ドリスオーバルビッグは左回転のプロップなのでアクション時にボディを

左にほんの少し傾かせながら左へのターンをします。

この左ターンはスムーズで水面を切り裂くイメージなのですが

それに対してその後の右へのターンをじっくり観察してみてください。

左ターンとはちょっと違うのが分かるかと思います。

それはボディは右に向かっているのにプロップは左回転をしているからで

良い意味で言いますが右ターンはちょっとぎこちなく予測不能なんです。

ブレーキが掛かったりスッと伸びる時もあったりで。

そのぎこちなさが弱った小魚のようなトリッキー演出なのかなと思うのです。

ショートジャークでダイブした時の左に傾く姿は小魚がヒラを打つ感じそのものです。

1方向のみのプロップ回転の影響で生まれるこの左右非対称なターンこそが

リアシングルスウィッシャーの持つ最大で唯一の特徴だと思っています。


ルアーのボディサイズとプロップサイズのバランスによってこの特徴が

大きい小さいはありますし、ブランドさんによっては左右対称のターンを

目指したボディ形状とウェイトバランスをされているところもあるかと思いますが。


リアシングルスウィッシャーが持つ可能性と有利性を分かって頂けたら嬉しいかなと。

なぜならドリスは自分が一番信頼のある大好きなルアーでブランドの柱的存在なので。


あっ一応補足で・・・

自分的にはアクションさせる時のロッドティップは

おへその位置と同じくらいの高さかそれよりちょい下の方が

ラインを弾きやすくルアーが動かしやすいと思ってます。

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