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執筆者の写真lims_takahashi

Lim's SYLPH

リムズ・シルフと名付けた全長105mmボディで自重約24gと使いやすいサイズの

ノーズリップタイプの新作ライブリーベイトです。


まず目を引くワームのテールのようなアルミブレードはパワースイベルを直付けして装着。

このブレードの動きを程よく制限する事でブレード先端によるボディへの接触を防ぎます。

またタダ巻きのリトリーブスピードの速い遅いの違いでブレードの振り幅や回転が変化し

それに合わせてボディの揺れ方も変わるのが特徴のひとつで面白い要素です。


具体的に言うと通常の巻きスピードではブレードを左右に大きく揺らしながら

ボディはローリング強めのウォブンロールアクションで誘います。

しかし巻きスピードを速めにするとブレードが小さい円でクルクル回転し始め

ボディは一転水面直下を小刻みなロールアクションへと変化します。

フラットな背中の逆三角形の断面なのでフラッシング(光の明滅)効果も抜群です。

この特徴とトゥイッチやダイブを合わせれば誘い方もグッとひろがります。

ぜひシルフならではのアクションを体感して頂ければと思います。


お取扱店様にてご予約受付中ですのでご検討をどうぞよろしくお願い致します。



定番化しつつあるカラーを含めた5色の展開で

左からカラーコードがSGOW、CCRH、BGDB、NBHB、RGMK。


今回から表記を新たにシルバーグリッターベースをSGとしたSGOW。

(シルバーグリッターオイカワ)の意味。

クリアのブルーとピンクを淡く塗って銀ラメ特有の強い光反射を活かしました。

5色の中で最もフラッシング(光の明滅)効果が高い

派手なアピール系の位置にあるカラーだと自分では思っています。

(レインボーグリッターとの違いを最後に書きます!)


パールベースのレッドヘッドのCCRH(コットンコーデルレッドヘッド)。

CCはアメリカのコットンコーデル社の略で名品レッドフィンミノーの

トレードマークである赤エラをこのライブリーにもと思い塗ったカラーです。

パール粉を混ぜたベースのため柔らかいボワッとした光沢が全体を包んでいるので

赤のアルミブレードの質感ととても合っているカラーです。


そして定番色となったBGDB(ブラックゴールドベイト)。

水中からのシルエットがはっきりと浮き出る黒を生かそうと考えつつ

気になる視認性の部分を背中の金で補ったカラーです。

黒は持っていて損のないカラーなので少数ながらもコアな人気があるカラー。

それは黒しか効かない時があるのをちゃんと知っているからなのかなと。


NBHB (ニッケルバウハウスベイト)このカラーももはや定番色。

シンプルなデザインや白や黒、グレーやシルバーのような無機質な色合いの中に

色の3原色をバランス良く配置して美しさと大胆さをアクセントとして考えたカラー。

ニッケルシルバーに白スケールで背に白ライン、そして赤青黄色の丸三角の3色。

シンプルながらもフラッシング(光の明滅)効果も意識しているので

もしかしたら一番、疑似餌らしいカラーなのかも知れません。

シルバーのアルミブレードがバウハウス感をさらに高めているとも思います。


最後にレインボーグリッターベースを意味するRG表記のRGMG。

(レインボーグリッターモツゴ)という意味。

夏の婚姻色になったオスのモツゴ(クチボソ)をイメージしたカラーです。

レインボーラメが魚のウロコにあるグアニン結晶のように

光を反射し細かい粒子が艶かしく虹色に輝くのが一番のポイントです。

自分的にこのRGMGカラーは濃紺の色味とレインボーラメの

相性からか生物感を感じるのでナチュラル系カラーだと思っています。



シルバーグリッターのギラギラした反射と比べて

レインボーグリッターは少し大人しめのキラキラ反射に感じるのは

シルバーラメは性質上、光を正面で受けガッツリと反射するので

シルバー1色の面だとそれが顕著に反映されギラギラ感が強く出ます。

ただその分正面以外から見た時の輝きが少し弱く感じるかと思います。

それゆえにフラッシング(光の明滅)効果が抜群になるのですが。

それに対してレインボーラメは各色が広い角度で光を受けて反射する性質。

面に敷き詰めるとどの方向から見ても光を受け反射する色が多いため

綺麗に虹色に輝くのですがその光量は広角に分散される分弱めになるのです。

要はどこから見ても虹色反射がそれなりに見えるって事。

もしかしたらひとつひとつのラメの表面が凹凸になっているのかも?

はっきりとは分かりませんがちょっと説明がむずかしいです・・・。


簡単に言うと今回のシルフではシルバーグリッターオイカワは

ギラギラでフラッシング(光の明滅)効果抜群のアピール系カラーの位置付け。

一方のレインボーグリッターモツゴは

どの角度から見ても艶かしい虹色反射と濃紺との相性もあり

ラメながらもこのカラーはナチュラル系なのかなと思っています。

似通ったグリッターベースの2色ですが

今回自分なりに出した違いを分かって頂けたら嬉しいのですが・・・。



レインボーグリッターモツゴの虹色の反射が分かりやすいように撮影したものです。

オイカワのシルバーグリッターは光の当たり方がラメに対して正面でないので

輝きが少し弱いのが分かるかと思います。








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